【映画レポ】「えんとつ町のプペル」意思を持つこと、人と違うこと

公開から2ヶ月近く経ちましたが、勢いが止まらない!

この映画が公開されると聞いた時、「西野さんが作った映画か。面白そう〜」くらいしか思っていなかったのですが。。

”信じ抜け”というキャッチコピーがどうしても気になり、有休を活用して見にいきました。

社会人になり、周りに合わせながら過ごす日々を送り、
「私って何やりたいんだろう?」となっていた私には刺さるキャッチコピー。。

では、ざっと感想を書いていきます。

 

※セリフやストーリー展開など、一部ネタバレを含みます※

 

 

全体の感想

 

・ 映像が綺麗
これは噂で聞いていたしCMでも見て思っていたことですが、
実際に劇場で見てみると、本当に感動する美しさ!
キャラクターは素朴なタッチなんだけど、風景画はすごく近代的で美しい。。これぞ別世界。。
もうずーっと見ていたい風景。
煙突町・高みからの景色・そして最後の輝かしくカラフルに輝く星なんかは、圧巻の一言。
ちなみに私は、初期のディズニー映画の素朴な絵が好きな人間です笑、白雪姫とか。
だからこそ近代的で美しい風景画と素朴なキャラクターの絵というギャップにやられてしまったのかも(/ _ ; )

 

・音楽が良い
主題歌のプペルソング、西野さんが作ったの?天才?本当に芸人さん??
メロディーも詩も自分なの??
個人的には、入りのピアノを聞いた時点で優勝でした。美しい。

 

・ストーリーはすごくシンプル
ストーリーがすごくシンプルです。CMで宣伝しているものそのままで、
「少年ルビッチがゴミ人間と出会い、まだ見ぬ星を探す」
というストーリーです。映画を見終わっても、すごくシンプルな物語だったなあとまず思いました。
もともと絵本ということもあるので、わかりやすくシンプルなのでしょうね。
私は凝ったストーリー展開を楽しむというより、その中で使われている言葉を受け止めたり、登場人物の性格に感情移入しながら見るような見方で鑑賞しました。

 

印象に残ったセリフ

 

・「僕の未来を勝手に決めないでよ!僕が君といたいと思ったんだ!」
ゴミ人間が、「僕といると君に迷惑をかける・・」とルビッチに話した時に、ルビッチが言ったセリフ。
このセリフはあまり取り上げられていませんが、個人的にはとても印象に残りました。
自分の未来は他人ではなく、自分で決める!というルビッチの強い意志や、その言葉が何も悪いことをしていないのに悪く言われ、自信を無くしているプペルに対してどれだけ救いになっただろうと。

 

・「星が見つかったら、あの日諦めた僕がバカみたいじゃないか。ちくしょう」
星なんかあるわけない!とルビッチに言い続けていたアントニオが、
懸命に星を探そうと奮闘しているルビッチを見て、手を貸す時に言うセリフ。
これ私には刺さりましたね・・
就職してからの自分は、どちらかというとアントニオ寄りの人間でした。
やりたいことはあるけど、現実問題お金は必要だし、地に足つけて働かなくちゃ。夢なんて語っていられないなと。
チャレンジを諦めてルビッチを叩きながらも、どこかで悔しさを噛み締めていて、最終的にルビッチを助けちゃう!そしてこのセリフ!という流れに痺れました。
私もどこかでアントニオのように、夢を語る人間に対し、
できるわけない!とマイナスに見ていたところがあるかもしれない・・と自分を振り返りました。
やりたいことに関してはどんな境遇であっても、たとえすぐに出来なかったとしても、
諦めず意思を燃やして行動を続けられるような人間になりたいなと、思いました。

 

・「下を見るから揺れるんだ、上を見て!」
これは劇中、何度も繰り返されるセリフ。
父、プペルが主に言います。
チャレンジしようと思ったら、下なんかいくらでも見られる。
でも何かチャレンジしたいなら、成し遂げたいなら、
上を見続けなくてはいけない。
周りに何と言われようとも、ひとりぼっちになろうとも。
かっこいい〜!!痺れる〜!!笑

 

・「異端審問会」
セリフというか、「異端」を取り除くための集まり?団体の名前です。
何ともストレートで恐ろしい審問会。。
最初映画館で聞いた時、いたんって何?まさかあの異端?と思ったら本当にそうだった笑
日本社会に生きていると、割とこの縮図があるなと思います。

 

まとめ 〜大人こそ、勇気をもらえる映画〜
私はキャッチコピーに惹かれてやや衝動的に見に行ったのですが、
結果的に楽しめましたし、何より勇気をもらえました!
夢を諦めてしまった大人、人と違うことを恐れている人など。
ちょっと耳に痛いと思う人もいるかもしれないですが、きっと勇気をもらえますよ。

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA