仕事に行き詰まったら、休む勇気が必要ということ。

私は新卒で今の会社に入社して、今年で5年目。

今でこそブログを書いたり、SNSで発信したりする余裕が出てきたけど、

昨年くらいまではそんな余裕がほとんどなかった。

理由は「仕事ができない」という焦りがあったから。
今思うと、私はネガティブすぎたのかもしれない。

優秀な同期や後輩を見るだけで、焦ってしまっていた。

とにかく結果を出さなきゃと、毎日遅くまで仕事をしていた。

しかし寝不足で気持ちはどんどん落ち込み、頑張っているわりには結果が出ない。

3年目くらいから、
こんな働き方を続けるわけにはいかないなと思うようになってきた。

そんな時に読んだ本に書いてあったフレーズに衝撃を受けた。

「休む勇気」。

疲れた時には休もうよ。休んだ方がパフォーマンスも上がる。
休んで100%の力で働いた方が良いよ。そんなことが書いてあった。

当たり前のようだが、当時の私にはものすごく勇気がいることだった。

結果も出していない私が、休んでいいのか?

上司から怒られ続けている私が、休んでいいのか?

でも、何かを変えねばと思っていた私は、勇気を出して定時で帰り始めた。
「定時で帰る」というだけなのに、すごく緊張した。

帰った後も仕事のことが気になってしまうが、なるべく考えないようにした。

本を読んだり、自分が楽しいと思えることをしてみた。

あえて趣味の観劇や、マッサージなど他の予定を入れることもあった。

すると不思議な変化が出てきた。
しっかり休んで出社すると、頭が冴える。
寝不足の時の倍のスピードで、しかも正確に仕事ができたりする。

行き詰まっていた仕事の進め方のアイデアなんかも出てくる。

そんな働き方を初めてそろそろ1年。

しっかり休んで働くことで、仕事の生産性はかなり上がってきたと思う。

まだ仕事に対して焦りがないかというと、そういうわけではない。
でも周囲からは、意外と前より評価されているように感じる。

「表情が明るくなった」とか「前より視野が広くなった」とか言ってもらえる。

もし長時間勤務に苦しんでいる人がいたら、「休む勇気」という言葉を贈りたいと心から思う。

もちろん一時的に業務が増える時はあるし、がむしゃらに頑張る時期が必要なこともある。

でも、それで苦しむ人が一人でも減ってほしい。

私は自分の体験から強くそう思うようになった。

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